日本と西アフリカ:美意識の対話

カメルーン系パリジャンのアーティスト/デザイナーであるセルジュ・ムアングは
2006年インダストリアルデザイナーとして東京に来て日本の文化に触れ、西アフリカとの親和性を感じ探求をはじめた。
一見掛け離れた世界に思えるが、アニミズム的な自然観、高度な非言語コミュニケーション、
極めて様式化されたビジュアル表現に富んだ「高度な村」社会、、驚くほど似ている二つの文化にインスパイアされ、
2008年WAFRICAプロジェクトを立ち上げた。日本の洗練と西アフリカの活力を融合し「第三の美学」を生み出すWAFRICA。
WAFRICA KIMONOはヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、アジア各地で展示、ファッションショーやメディアで取り上げられ、
世界的に高く評価されている。

セルジュ・ムアング
アーティスト/デザイナー
カメルーンのヤウンデで生まれたセルジュは、家族とともにパリに移り、そこでポンピドゥーセンターを頻繁に訪れ、デザインに興味を持つようになりました。応用芸術、インテリア、工業デザインを学んだ後、建築(オーストラリア)、アパレル(中国)、自動車デザイン(フランス)の分野で働きました。そして2006年、ルノー・日産自動車の東京赴任をきっかけに、西アフリカと日本の間の驚くべき親和性を認識するようになった。それは、アニミズム的な自然観、高度に礼儀正しい非言語コミュニケーション、そして極めて様式化された視覚表現を備えた「ハイパービレッジ」社会である。

2008年から彼のWafricaプロジェクトでは、日本の洗練と西アフリカの活力を融合させた「第三の美学」作品を制作してきました。それ以来、彼のアフリカ織物の着物は、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、アジアを通じて世界中で高い評価を得ています。 2010年から、彼は日本の漆アーティストと協力して、ワアフリカのマスクや、ニューヨーク美術館でデビューした象徴的なブラッド・ブラザーズのような彫刻を想像してきました。最近ではインスタレーションやパフォーマンスなど多彩なジャンルに活動を広げている。セルジュ・ムアングの夢の対話は、私たちが自分自身の物語を越えて、より大きな共通の真実に目を向けたときに生まれる、美しく新たな可能性への希望を与えてくれます。
2024 展示
「和フリカ 第三の美意識を求めて」@丸紅ギャラリー(東京)
2023 出版
「NEW APPROACHES TO DECOLONIZING FASHION HISTORY AND PERIOD STYLESRe- 
 Fashioning Pedagogies」アシュレイ・ビレー著
2024 展示
「和フリカ 第三の美意識を求めて」@丸紅ギャラリー(東京)
2023 雑誌
「COLLECT」FROM THE 5 STARS DORCHESTER COLLECTION HOTELS
2023 展示
「KIMONO Kyoto to Catwalk」@リートベルク美術館(チューリッヒ)
2023 展示
「KIMONO」@ケ・ブランリー美術館(パリ)
2022 展示
「KIMONO」@ヴィクトリア&アルバート博物館(ロンドン)
2022 雑誌
「PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE」
2021 展示
@スウェーデン国立美術館(ストックホルム)
2020 展示
「Japon Afrique intimes」@パリ日本文化館(パリ)
2018 ショー
「アフリカジャパンナイトWIPO」(ジュネーブ)
2018 TV
「CNN STORY ABOUT SERGE MOUANGUE’S WORK」
2017
スペイン人女優VICTORIA ABRILが カンヌ映画祭のレッドカーペットで着用
2016 ショー
「東京国際アフリカ開発会議」(ナイロビ)
2014 展示
@バーゼル自然史博物館
2012 展示
@スペース・カルダン(パリ)
2011 ショー
「FESMAN グローバルアートフェスティバル」(セネガル)
2011 展示
@スウェーデン国立世界文化博物館(エーテボリ)
2011 展示
@ヴァンゴッホ美術館(オランダ)